JoyToKeyは複数の設定を作ることができます。
また、設定をボタンひとつで切り替えることもできます。
設定ファイルの切り替えは、操作に幅を持たせてくれます。
JoyToKeyの応用設定でぜひともマスターしたい操作のひとつです。
【設定を切り替えるとは?】
JoyToKeyは先述した通り設定ファイルの切り替え機能があります。
これにより一つのボタンに複数の機能を持たせることができます。
例えばJoyToKeyは設定によりコントローラーでマウスカーソルを動かすことができます。
しかしマウスカーソルの速度は状況により必要な速度が変わります。
細かい作業をするときは遅いほうがいいでしょうし、
画面いっぱいに動かすときは速いほうがいいでしょう。
これらの設定を状況によりボタンひとつで切り替えられると便利です。
JoyToKeyにより設定の切り替えを実現するためには、
上記の例で言うとカーソル速度が遅い設定と速い設定をあらかじめ作り、それらをスイッチにより切り替えます。
【JoyToKeyの設定】
パソコンにコントローラーや「できマウス」などを接続します。
JoyToKeyを起動し「新規作成」で設定ファイルを作成します。
<補足記事>
・できマウスとは?
・JoyToKeyとは?
名前はなんでもいいです。
例えば今回は「設定1」としましょう。
補足記事:JoyToKeyでファイル名を入力する際の注意点
任意のボタンで設定をします。
今回は「Stick1:←」に設定してみます。
ダブルクリックします。
※できマウスの場合は「Button1」などでやってみてもよいでしょう。
【カーソル移動を割り当てる】
「Mouse」タブにて、「マウスカーソルの移動」で設定します。
今回は「Stick1:←」、つまり左方向(←)にコントローラーのスティックを倒した時の設定をするので、「マウスカーソルの移動」のバーを左に動かします。
数値は好みの値で構いません。
ここでは例で-10くらいにしてみましょう。
以下同様に右・上・下方向もそれぞれ設定します。
【設定ファイルをもうひとつ】
続いて設定ファイルをもうひとつ作ります。
効率的に作業するため「設定1」をコピーして使いまわしましょう。
「設定1」を選択した状態で「コピー」を押します。
今回も名前はなんでもいいですが、わかりやすく「設定2」としてみましょう。
これで複数の設定ファイルができました。
【「速い」設定と「遅い」設定】
先ほどコピーして作った「設定2」を同じ手順でカーソル移動の設定を行います。
値はなんでもいいですが、「設定1」は10にしたので今回は20にしてみましょう。
上記のようになります。
これでカーソル速度が異なる2つの設定ができました。
数値が大きい方が速度が速いので、
「設定1」を「遅い設定」、
「設定2」を「速い設定」とします。
これらをボタンで切り替えることで速度の切り替えが可能になります。
【ファイルを切り替えられるようにする】
設定を切り替えるボタンを設定します。
どれでもいいですが、例えば「Button1」を使ってみましょう。
ダブルクリックします。
「特殊機能」タブにて、
「他の設定ファイルに切り替える」から「設定2」を選択します。
「OK」を押します。
「設定2」でも、同じように設定します。
「Button1」の「特殊機能」タブにて、「他の設定ファイルに切り替える」、今度は「設定1」を選びます。
これによりお互いのファイルに切り替えられるようになります。
【完成! お疲れさまでした】
以上で設定完了です。
ボタンを押すことでカーソル移動が「遅い」と「速い」の2段階で切り替わります。