育児・教育コラム

休日に子供と何をしよう?~6歳の発達チェックリスト~

公開日:2018年5月1日

6歳児と休日にどんな遊びをしましょう?
 
 

 
 
 

発達の最近接領域

小児発達学において「発達の最近接領域」という考え方があります。
平たく言うと、「その子が『できること』と『できないこと」のちょうど間くらいのことに挑戦するのが一番成長できるよね」という考え方。

簡単すぎると退屈だし、難しすぎると嫌になる。これって大人にもあてはまると思います。
子供と遊んだり、子供と何かを学ぶなら、発達の最近接領域を攻めていくといい感じ。

「発達の最近接領域」を意識した活動をするためには、正常発達の知識その子の発達の把握が必要です。

休日に、子供と過ごすとき、お子さんの成長を促すような遊びや活動ができると有意義そうですね。
 
 
 

6歳児の発達チェックリスト

子供の正常発達を知るには、遠城寺式乳幼児分析的発達検査津守式乳幼児精神発達質問紙などの小児発達に関わる検査を参考にするのがわかりやすいし信頼性が高いです。

以下、各方面の小児発達の資料を参考に6歳児の発達を見ていきましょう。

絵具で絵を描く

筆の微妙な力加減。ある色とある色を混ぜると別の色になる。
絵具で絵を描くことが特によい刺激になるのはこの頃。
 
 

折り鶴を折る

折り紙の代表的な折り方である折り鶴。
折り鶴を折ることがよい挑戦になるのもこの頃から。
 
 

プラモデルを作る

説明書を見ながらパーツを1つ1つ組んでいく。
プラモデルをそれなりに作れるのも6歳頃から。
 
 

なわとび

早い子なら5歳頃からでも。6歳頃だとずいぶんかたちになります。
 
 

自転車(補助輪なし)に乗る

あくまで本人の興味があるなら。
無理にさせても恐怖感が出るだけです。
あせらず補助輪で練習して、少しずつ。
 
 

ボールをつく

ボールをドリブル、あるいはその場でつく。
2,3回ではなくしばらくできます。
 
 

ババ抜きができる

トランプの遊び方の代表的なものであるババ抜きも6歳頃から。
 
 
 

6歳児との遊び

以上を踏まえ、6歳頃のお子さんとの遊びの一例を考えます。

公園で遊ぶ

ボール遊びなら投げたりキャッチしたり。
大きめのボールなら何回つけるか。

なわとびや自転車の練習もやりがいがあります。

ジャングルジムや鉄棒など遊具も一通り遊べます。
 
 

おでかけする

出かける際の着替え、どのくらいできるでしょう?
ほとんど自分でできる時期。

また、出かけた際、お店で親御さん自身も品物を見たいときがありますよね。
「ちょっと待っててね」という親の声かけに対してその場で待てるのも6歳頃。
10分くらい待てても不思議ではありません。
 
 

家の中で遊ぶ

トランプのババ抜きや神経衰弱ができます。

まとまった時間があるなら、絵具で一緒に絵を描いてみてはいかがでしょう。
 
 

会話をする

地図などで自分の住んでいる場所の話をしてみてはいかがでしょう。
6歳頃は地図や地理に興味が出てくる時期です。

今日の曜日や日付、自分の誕生には何月何日か。
日付の概念が芽生えてくるのもこの時期です。
 
 
 

まとめ

以上のように、6歳頃は遊びはルールがしっかりあるものを理解でき、運動はより複雑なものができはじめます。

とまあいろいろ書きましたが、冒頭で述べた通り一般の発達の目安だけでなくその子自身の発達状況を知ることが大切です。

上記の内容はあくまで目安です。
お子さんによってできることも興味があることも違って当然。

あくまでお子さん本人のペースに合った遊びで楽しみましょう。
 
 
 

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