メモを取れるのは何歳から?
必要に応じて自分でメモを取れるのは何歳頃からなのでしょう?
大人になってもメモを完璧に取るということは難しかったりします。
そのため、あくまでだいたいの範囲で考えます。
例えば連絡帳に必要な物を書いたり、
帰りが遅くなったお父さんに書き置きの手紙を書いたり。
目安としては、
子供が自分でメモを取れるのは6~8歳頃です。
子供の発達とメモを取ることの解説
メモを取るという行為
メモを取るという行為には、いくつかのポイントがあると考えられます。
具体的には、
- 要点を絞って箇条書きや簡単な文にする
- 相手の話しているペースや場面の流れに合わせて、さっと短時間で書くことができる
- いつメモを取るか、自分で判断できる
といったことが考えられます。
長々と文章を書いていてはそれはメモではありませんし、
先生が次の話をしているのに、いつまでも前の話題のメモを書いていては実用的ではありません。
また、「今メモをとってね」と言われなくてもメモを取れる判断力も養いたいものです。
これらについて指導するに足る時期はいつ頃なのでしょう?
メモを取ることを指導すれば習得できる時期はいつ頃なのでしょうか?
日記を書くこと
子供の発達を見る検査に、
S-M社会生活能力検査
というものがあります。
幼児期・学童期と比較的幅広い年齢帯で発達を見ることができる検査です。
言語能力や運動能力といった機能的な力だけでなく、検査の名前通り生活習慣に着目した項目も豊富な点が特徴と言えます。
上記によると、
必要に応じてメモを取ることができるのは、6歳半から8歳5か月相当の発達であると考えられています。
おおむね小学校1年生から2年生に相当します。
ここで言うメモとは、冒頭に挙げたような用途を指します。
つまり、連絡帳に必要な物を書き留めるといったメモや、帰りが遅くなり直接会えないお父さんに書き置きとして残すメモなどです。
前者は「今聞いている話の『要点』を書き留めるメモ」であり、
後者は「時間をまたいで『要件』を伝えるメモ」であると考えられます。
子供にメモを取る習慣を指導したい場合、こういった性質ごとに指導を行うと有意義でしょう。