1歳半健診と子供の発達
1歳半という時期は、市町村による「1歳半健診」がある時期ですね。
子供の成長を感じる一方で、我が子の発達はどのようなものか不安になる時期でもあります。
「1歳半健診」なので、一般的な1歳半相当の発達をしていると、特に健診で何か言われることはないでしょう。
では、どのくらいの発達が許容範囲なのか?
どこからが要観察、いわゆる「遅れ」でどこまでが「個人差」の範囲なのか?
ここはお子さんの細かな状況によるので詳しくは現場でというところですが、強いて挙げれば
1歳半という時期であれば1歳相当の発達があれば許容範囲と考えられます。
小児の正常発達の目安を知るには、
遠城寺式乳幼児分析的発達検査
津守式乳幼児精神発達質問紙
などがありますが、
いずれにせよあくまで目安としてとらえるくらいがいいでしょう。
大切なのはその子の成長のペースを見守ってあげることなので。
以下、1歳半や1歳頃の発達の目安を考えます。
およそ1歳半でできること
- 「目」「口」など体の部分の名前が2つか3つわかる
- 絵本を読んであげると、ある程度は聞いている
- 「ママ」「パパ」など言える語彙が2~5個以上
- 大人の仕草を真似たりする
- 歩いたり走ったりする
- 積み木を2~3個くらい積み重ねる
およそ1歳でできること
- 「おいで」や「ちょうだい」など大人の簡単な言葉かけがわかる
- 他者の言葉や音を真似しようとする
- 声を出しながら何かを欲しがったりするなど、要求の際に声が伴う
- 親を後追いする
- 一人で数秒間、立てる
- ミニカーなどを走らせて遊ぶ
まとめ
それぞれの発達の目安は上記のような感じです。
ちなみに「けんしん」の漢字は「健診」と「検診」どっちか迷いますが、
正確には「1歳半」とか「3歳」の「けんしん」は「健診」です。
つまり「1歳半健診」とか「3歳児健診」。
「健診」は健康かどうかをチェックすること。
「検診」は病気かどうかをチェックすること。
ややこしいですが、ニュアンスが微妙に違うわけですね。
その他の記事