年下をお世話できるのはいつから?
子供が年下の子のお世話をしたがるのは何歳頃からなのでしょうか?
個人差はありますが、
子供が年下の世話をしたがるのは2歳後半頃です。
解説
お世話ができる時期
子供の発達を見る検査に、遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
子供の発達を簡易的ではありますが全体的に見ることができる、専門機関でもよく使われている検査です。
上記によると、年下の子供の世話をやきたがるのは、2歳6か月から2歳9か月相当の対人関係の発達と位置付けられています。
このように、2歳後半になると自分より小さい子供のお世話をしたがるコミュニケーション面の発達が考えられます。
子供のコミュニケーション面の発達
子供が他者に興味を持てるのは、コミュニケーション面の発達において重要です。
他者にどれほど興味を持てるかは当然個人差があるでしょう。
しかし他者と関りを持ちコミュニケーションを取る機会は子供の発達において重要な刺激となります。
子供のコミュニケーション面の発達は、(特に小さいうちは)対大人と対子供のそれぞれを見てあげることが大切です。
2歳台の時期は「ごはん たべる」といった2語文も出てくる時期であり、徐々に他者と言葉を介したコミュニケーションが可能となっていきます。
また、少しずつではありますが、親とだけでなく子供同士でも遊ぶことができるようになってくる時期でもあります。
このように、2~3歳は言葉でのコミュニケーションも非言語的なコミュニケーションも成長が見られる時期と言えます。
そして2~3歳台は、対子供のコミュニケーションも徐々に広がってくる時期です。
それまでは母親にべったりで離れて遊ぶことができなかった子も、徐々に親から離れても遊べることができるようになってきます。
そのような中で、友達と追いかけっこをしたりおもちゃを使ったり、大人とではなく子供同士で遊ぶことができはじめていきます。
遠城寺式乳幼児分析的発達検査とは?
参考資料
『遠城寺式乳幼児分析的発達検査法について』(認知神経科学会)2023年3月18日閲覧