およそ1歳半の子供の言葉の数の平均
1歳半くらいの子供はどのくらいの言葉を話すものなのでしょう?
個人差はありますが、
およそ1歳半くらいのお子さんの場合、言葉の数は5個前後であると考えられます。
以下、これらの根拠を。
1歳半児の言語表出面の発達
子供の発達を見る検査に遠城寺式乳幼児分析的発達検査というものがあります。
遠城寺式を参考にすると、
3語言えるのは1歳2カ月~1歳4カ月相当の言葉の発達であることがわかります。
また、幼児を対象にした言語検査であるLCスケールによると、
5語以上の言葉があるのは1歳前半相当の発達であることがわかります。
1歳前半とは1歳0カ月から1歳5ないし6カ月ですね。
このように考えると、
1歳半という時期に話せる言葉の数はおよそ5語前後であることが予想できます。
1歳半児の言葉の数を増やすには?
子供の発達には個人差がありますから、言葉の数がちょっと少なくても、あまり神経質にならないほうがいいです。
一方で、やはり言葉の数が少ないと親としては心配ですよね。
子供の言葉の数を増やすにはどうしたらいいでしょう?
子供の言葉を増やそうと思ったときにパッと思い付くのは
- 子供に話しかける
- 子供が話したときに褒めてあげる
といったことではないでしょうか。
つまり言葉を聞かせるという先手か、
出た言葉の頻度をより増やすように促すという後手か。
もちろんどちらも大切です。
しかし、
より効果的なのは子供が話した言葉を褒めてあげることです。
子供が発した言葉にしっかりリアクションをとってあげる。
簡単なようで、難しいことです。
育児とは日々忙しく、なかなか子供の言動に丁寧に反応してあげられないものです。
子供が話したらいつも褒めてあげる。
いつもより難しい言葉を話したら、いつもより褒めてあげる。
一貫性とメリハリをもって子供の言動にリアクションをとってあげることは、地味にたいへんですが効果があります。
まとめ
1歳半くらいの子供はどのくらいの言葉を話すものなのでしょう?
子供の発達には個人差がありますから、言葉の数が周囲と比べてちょっとくらい少なくても、あまり神経質にならないほうがいいです。
とはいうものの、相場というか平均というか、何か目安はほしいですよね。
およそ1歳半くらいのお子さんの場合、言葉の数は5個前後であると考えられます。
子供の言葉を増やすには、話しかけることも話した言葉にリアクションをとってあげることもどちらも大切です。
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