子供が発達障害かどうかチェックする方法
子供が発達障害かどうか気になる。
といった場合、どうしたらいいのでしょう?
子供が発達障害かどうかチェックしたいなら、専門家も使っているような信頼性のある質問紙を使ってみてはいかがでしょうか。
あるいは、
子供が発達障害かどうか真剣に確かめたい場合は、発達障害を専門とする小児科の受診をおすすめします。
以下、もう少し詳しく。
「発達障害」の確定診断はどのようにつくのか?
発達障害の診断は最終的に医師がつけます。
知的能力に遅れのない発達障害のお子さんもいますから、
例えば知能検査で「IQ~以下が発達障害」というように、検査の数値で確定するものではありません。
発達障害は、何か検査の数値でかっちり決まるわけではないのです。
極端な話、
一般に発達障害に該当するような症状のあるお子さんでも、専門機関を受診しなければ診断はつきませんから、公的には「発達障害ではない」わけです。
一方で、診断がつくと例えば療育手帳など様々な公的な支援が利用できたりします。
大切なのは診断がつく・つかないではなく、その子にとって診断の有無が必要か否かということです。
発達障害のチェックツール
とは言うものの、どのような言動が発達障害の傾向になるのか。
そういった目安は欲しい物ですね。
信頼性のある目安は、物事を客観的に把握することにも役立ちます。
M-CHAT(修正版乳幼児期自閉症チェックリスト)
1歳半から2歳代のお子さんの場合は、M-CHAT(修正版乳幼児期自閉症チェックリスト)が参考になるでしょう。
「M-CHAT」は「エム チャット」と読みます。
詳細記事:M-CHAT(修正版乳幼児期自閉症チェックリスト)とは?
ASQ(自閉症スクリーニング質問紙)
4~6歳のお子さんの場合はASQ(自閉症スクリーニング質問紙)。
「ASQ」はそのまま「エーエスキュー」と読みます。
CARS(小児自閉症評定尺度)
幅広い年齢、小児全般に実施できるのがCARS(小児自閉症評定尺度)です。
「CARS」は「カーズ」と読みます。
先述の2つと比べると、やや実施の仕方と言うか判断の仕方が難しい検査ではあります。
詳細記事:CARS(小児自閉症評定尺度)とは?
まとめ
以上のようなツールを使うと、お子さんの状況を客観的に把握するのに役立つかと思います。
海外で使われている物を正式に日本で翻訳したツールなので、信頼性も高いかと。
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